


ここに居た!ナチュラル・ボーン・エンジニア。
ここに居た!ナチュラル・ボーン・エンジニア。
――モアソンジャパンの中核事業は、電子楽器の組込み系ソフトウェアを開発するヤマハとの取引と伺いました。吉田さんはエンジニアリング事業部で課長を務めているそうですが、子供の頃からエンジニアになりたいと考えていたんですか?
吉田子供の頃から電気屋に入り浸って、いろいろな機械をいじっていましたね。そのうち、「コンピューターを使えばゲームを作れるらしい」と知り、中学生の頃にはNEC製の「PC6001-MK2」というパソコンを使ってゲームを作っていました。
――そんな子供の頃から!? きっとエンジニアになることが宿命だったんですね(笑)
吉田当時を考えると、よくここまで進化したなと思います。普段はヤマハ製ピアノやミキサーデバイスのアプリケーションを作っていますが、何でも自由自在です。昔は電子楽器やシンセサイザーも「同時に8音しか出せない」など、いろいろな制限があったんですが、いまはコンパクトな楽器でもプログラムでエフェクト処理を施し、どんな音でも出すことができますから。

――これまでさまざまな開発案件に携わってきたと思いますが、仕事でモチベーションを感じるのはどんな時ですか?
吉田やはり無事にリリースできた時ですね。店頭に並んだ商品に対して、「これは自分が作ったんだ」と思うことができる。モノづくりに携わって良かったな、と思える瞬間です。

――吉田さんから見てモアソンジャパンはどんな会社ですか?
吉田みんな「人が良い」ですね。職場の雰囲気もとても良いですよ。転職しようと思ったこともありません。
――今後、何かやってみたいことはありますか?
吉田新しいモノや面白い技術が好きなので、これからアプリやデバイスがどう使われ、変わっていくのかを見続けたいですね。例えば、ピアノという楽器の形は変わらないと思うんです。鍵盤があって、押せば音が出るという仕組みも。だけど、テクノロジーが進化すればまた新しいことができるようになるでしょうし、その過程にとても興味があります。
――これまでさまざまな技術の変遷を見てこられたと思いますが、吉田さんが一番びっくりしたことって何ですか?
吉田マルチウィンドウです。画面を分割し、複数のソフトウェアを同時に表示させるなんて、誰もができたら良いなと思っていたことが現実になったわけじゃないですか。初めて見た時は震えましたね(笑) 今後も、そうした驚きを感じていたいです。
――本日はありがとうございました。

Hatarakuhito
吉田 光宏
株式会社モアソンジャパン
エンジニアリング事業部 課長
Company
株式会社モアソンジャパン
先進・独創のソフトウェア開発技術と、トータルITソリューションを提供するソフトウェアの受託開発・販売会社です。
この記事を書いたライター
是永 真人 ( これなが まさと )