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tsukuru*hito (ツクルヒト)

tsukuruhito file #13

IoTで、事業も、夢も、広がっていく。

株式会社モアソンジャパン / 代表取締役社長 / 森川 恭徳

Webメディアの企画・運営を手掛ける『PrmaCeed』の代表・岩田彰人が、さまざまな業界のキーパーソンと対談するこの企画。 今回のお相手は、電子楽器の組込み系ソフトウェアやオフィスの業務システム、さらにラジオ局向けのオリジナルパッケージソフトなどを開発している、『モアソンジャパン』代表取締役社長・森川恭徳さんです。 同社では4つの事業部がそれぞれ異なったモノづくりに挑み、以前は各事業部が独立しているような形になっていましたが、森川さんは代表に就任してからIoTをテーマに4事業部をつなぎ、新しい技術開発にも率先して取り組む部署を新設しました。 技術革新の早さから先を見通すことが難しいと言われるソフトウェア業界。その中で、森川さんはこれからの時代に対応できる組織づくりをはじめています。

Chapter 2ソフトウェアもホイップクリームも、大切な部分は同じ。

岩田続いて、森川さん自身のことを教えてください。生まれは浜松ですか?

森川父親が東芝時代に関西に赴任していたので、生まれは大阪です。日本ビニロンへ戻ってから実家も浜松に移りました。

岩田もともと会社を継ぎたいと思っていたんですか?

森川子供の頃から「将来はこの会社を継げ」と言われていましたが、「自分の人生は自分で決める」と反発していましたね。数学が大好きで、高校生の頃の夢は数学者。でも、数学で生活していくのは厳しいとわかり、大学では化学を専攻しました。

岩田就職はどちらに?

森川大阪の食品会社に就職して、コンビニのスイーツに使われるポイップクリームを開発していました。

岩田ホイップクリーム!? それは…とても意外です(笑)

森川いまでもティラミスを自作できますよ(笑)

岩田プロですね(笑)

森川クリームだけ作って試食しても、そのクリームの良さはわからないんです。実際のレシピの中で、どう感じるかを確認しないと。

岩田それはソフトウェア開発にも通じるものですね。ソフトウェアを作って「完成したので使ってください」と渡すだけよりも、使う人がどう感じたかまで知れば、次に活かせますし。

森川確かにそうですね。仕事のやり方や大切な部分は、ソフトウェアもホイップクリームも同じかもしれません(笑)

岩田ずっとホイップクリームを作っていて、どのタイミングでモアソンジャパンに入社したんですか?

森川社会人になって10年くらい経ち、大阪に家を買おうかと思っていたら、急に「そろそろ浜松に戻ってこい」と言われてしまって……それから実家とひと悶着あり、結局土地の契約をしたんですよ。

岩田契約したんですか……それは一波乱ありそうですね。

森川お察しの通り、明けの正月に浜松から大阪まで飛んできましたよ。そこで改めて「戻ってきてくれ」と要請され、1週間悩んだ末に転職しました。

岩田そんな経緯があったんですか。

森川これは後で聞いたんですが、どうやら父親が「息子が戻ってこないとはどういうことだ!」と取締役に詰められたらしくて(笑) ちなみに、その取締役はいまもうちで働いています。

岩田モアソンジャパンではどのような仕事に携わったんですか?

森川前職を辞める際に半年の引継ぎ期間があったので、その間にプログラムの勉強をしてエンジニアや営業として働きました。ただ、当時はオリジナルパッケージなどは開発しておらず、受託や派遣ばかり。KPIも社員の稼働率を見てるだけで、事前に抱いていたイメージとはまったく異なりました。

岩田浜松にはゆくゆく社長になることを前提に戻ってきたわけですよね。エンジニアや営業として働いている間に、「自分が社長になったらこんなところを変えよう」と思っていた部分はありますか?

森川私も5~6年くらい取引先への派遣エンジニアをしていたんですが、「エンジニアが面白いと思うことをやりたい」とはずっと考えていましたね。当社の中核を担っている30~40代のエンジニアは、「プロダクトを作りたい」という想いをずっと持っていたんです。そういう情熱があるなら会社の力に変換しなければならないし、それを主導できるのはやはり社長なんです。モアソンジャパンに来て13年、代表に就任して5年経ちますが、この2~3年でようやくエンジニアのやりたい仕事が動き出した、という感じです。

岩田当社は設立して9年になるんですが、最初に通信制高校の比較サイトや広告代理業から始まり、このベースはいまも残っているんです。それから受託案件も含めていろいろやってきました。今回の『ツクルヒト』もそうですが、Hamamatsu Lab.では伝えることを生業としてきた会社として、優れているが埋もれてしまっているヒト・モノ・コトを伝える媒介として存在し、新しい何かを生み出すきっかけを作り出すことを目指しています。私も9年頑張って、やっとやりたいことができるようになった、という感じです(笑)

森川やりたいことをやろうと思ったら、どんな業界でも10年くらいはかかるということですね(笑)

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Tsukuruhito

森川 恭徳

森川 恭徳

株式会社モアソンジャパン
代表取締役社長

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株式会社モアソンジャパン

先進・独創のソフトウェア開発技術と、トータルITソリューションを提供するソフトウェアの受託開発・販売会社です。

この記事を書いたライター

是永 真人

是永 真人 ( これなが まさと )